韓国ビッグ5の利益率や総収入
韓国ビッグ5の利益率や総収入に関する実態は、以下のような構造。
1. 巨大な総収入(スケールメリット)
韓国のビッグ5クラスの超大型病院は、1病院あたりの年間売上(総収入)が日本の一流大学病院を大きく凌駕する規模を誇る。
単一の病院キャンパスとして世界最大級(2,700床以上)を誇るソウル牙山病院や、サムスンソウル病院などは、外来患者の膨大な回転率(1日に数千人〜1万人規模の外来患者をさばく)と、高単価な先進医療・検査の集約により、年間で日本円にして数千億円規模(兆円に迫る勢い)の医療収入を上げてきた。
日本の国立大学病院の本院規模と比較しても、患者の集約度とベッド回転率がけた外れに高いため、平時のキャッシュイン(現金収入)の勢いが非常に強いのが特徴。
2. 利益率の実態:実は「常に高利益率」ではない
「韓国の大学病院=常に巨額の黒字を出している」というイメージを持たれがちですが、実態は少し異なります。
民間・財閥系(牙山、サムスンなど)の強さ:
現代財閥(牙山財団)やサムスン財団などの巨大資本をバックに持つ病院は、潤沢な寄付金や効率的なコスト管理、ブランド力を背景に、平時であれば安定した黒字や内部留保を確保しやすい体制にある。
国立・大型私立の構造的ジレンマ(近年の赤字転落):
実は、ソウル大学病院などの主要な大学病院も、平時において利益率は数%程度(あるいはトントン、微減)であることが多く、決して「濡れ手で粟のぼろ儲け」というわけではない。
さらに、近年の医療改革を巡る政府と医師の対立(研修医のストライキ・離職など)が長期化したことで、韓国のビッグ5をはじめとする大病院も数百億ウォン単位の深刻な赤字を計上する事態に陥っている。研修医の穴を埋めるために高給の専門医や代替えスタッフを雇い入れた結果、人件費が高騰し、経営を圧迫しているのが実情。
3. 日本の大学病院との決定的な違い
日本と韓国のトップ病院における財務上の最大の違いは、利益率そのものの高さというよりも、「資金繰りのダイナミズムと成長への投資スピード」にある。
日本の大学病院:
厳格な診療報酬の縛りと、赤字が出ても「公的・教育機関だから」というセーフティネット(あるいは赤字容認の空気)があるため、経営が硬直化しやすい。
韓国のビッグ5:
平時には圧倒的な患者数と自由診療・先進医療の収益をエンジンにして莫大なキャッシュを生み出し、それを最新鋭の医療機器(重粒子線や最先端ロボット手術など)や病院のブランド拡張に再投資する「アメリカ型の巨大ビジネスモデル」として回してきました。
ただし、医療紛争のように外部ショック(人件費高騰や患者減)が起きた際には、固定費の大きい超巨大病院ゆえに、日本以上に赤字の額も巨大になるというハイリスク・ハイリターンな側面も持ち合わせているのお、事実。
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