韓国の医学部定員2,000名増員
韓国では2025年度、医学部定員3058人から5058人へと一度に2000人増員するという。さらに2035年度までに10000人まで拡大する計画。
韓国政府の発表では、地方医療の強化、急激な少子高齢化現象に対応する為だあるという。
この政府の発表に反対する専攻医が、集団辞職するという。韓国保健福祉部が調査によると、2月19日時点で全国100の研修(韓国語は、修練)病院で辞表を提出した専攻医が6415人。全体の55%を占めるという。このうち、すでに約25%の1630人が勤務地を離れたそうだ。
現在、全国の221研修病院で勤務中の専攻医は1万2774人(専攻医はインターン3137人、レジデント9637人)。ソウルの「ビッグ5」病院専攻医は21%にあたる2745人。2023年末で、ソウル大学病院の専攻医は740人で同院の医師の46.2%。セブランス病院は40.2%、サムスンソウル病院は38.0%、ソウル峨山(アサン)病院は34.5%、ソウル聖母病院33.8%。ビッグ5ではない高麗(コリョ)大学の安岩(アナム)、九老(クロ)、安山(アンサン)病院も35.0%。
不思議なのは、なぜ、専攻医たちが反発するかである。
改めて知りたいのは、なぜ、専攻医たちの反対理由である。
確かに数字だけを見ると、無謀な政策である。しかしながら、優秀な韓国政府の官僚たちが反対、反論を予想した上での政策立案であったはずである。それを決断させた理由は、現在の韓国医療制度の本質的な誤りがあるからだろうと思う
コメント
コメントを投稿