健康保険審査評価院では

韓国では医療機関からの診療報酬請求はほぼ電子化され、その明細書(レセプト)は「健康保険審査評価院」(HIRA)がコンピューターで審査する。審査機関のHIRAが年間約15億件のレセプト審査のために、約2200人の職員と約1100人の医師(常勤・非常勤を含む)を抱える。レセプトの9割近くがコンピューター審査だけで済む。

一方、日本には2系統の審査機関がある。「社会保険診療報酬支払基金」(年間約10億件のレセプトを約4500人の職員と非常勤の医師ら約4700人が審査)、もう一つが都道府県ごとの「国民健康保険団体連合会」(年間約10億件の審査に約2700人の職員と約3700人の非常勤医師らが審査)。コンピュータ処理もするが、審査の現場は人海戦術のまま。

支払基金によると、例えば1月の東京都内のレセプトは約6千万件。データ処理で約454万件の基準外請求を拾うが、
すべてを一から職員が見直す。このため最終的に不適切は約42万件に。
逆に、データ処理で問題なしとされた請求から約13万件が不適切になった。丁寧だが非効率だ。
一方、日本では、

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