健康保険審査評価院の評価審査者は、看護師

(1)韓国では、看護師としての就業者の中には、臨床の現場で勤務する者のほか、医療機関の診療報酬請求事務に従事する者も、少なくない。

このような看護師の就業実態を背景として、健康保険審査評価院では、審査職員の採用資格が医師、薬剤師、看護師等の免許を受けた者に限定されているために、審査職員の大半が看護師となっている。
(2)健康保険審査評価院では、2008年度には、全レセプト(11億1,933万件)のうち、審査をコンピュータチェックで完結するもの(96,597万件)の比率は、86.3%となった。2017年現在では、その比率は春歌に高い。
 すなわち、限られた人的資源で膨大なレセプトを効率的に処理するため、各医療機関の医療費水準等を指標として、審査職員や審査委員による審査の対象となるレセプトをその必要性が高いものに限定しています。換言すると、審査職員や審査委員による審査の必要性が低いレセプトについては、審査をコンピュータチェックで完結するものと割り切っています。

(3)コンピュータチェックの内容については、健康保険審査評価院では記載漏れのチェック、診療行為、医薬品、医療材料等のコード、単価等に関するデータベースと照合するチェック、定型的な算定ルールに対する適合性のチェック等となっている。

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